支援事例

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  • 事業承継支援

重病が発覚した社長がM&Aで思いを繋ぐ

M&Aを考えた経緯・相談のきっかけ

以前から一緒に事業をしたいと話していた経営者仲間の一人が、重い病気であることがわかりました。その方には後継者がおらず、限られた時間の中で従業員や会社を守るため、信頼関係のある長年の経営者仲間に会社を譲渡(M&A)することを決断しました。

お客様情報

譲渡企業

  • 譲渡企業:有限会社M社
  • 業種:卸売業
  • 拠点:新潟県内
  • 売上高:3億円以下
  • 譲渡理由:代表者がご病気により継続困難・後継者不在

譲受企業

  • 譲受企業:S部品株式会社
  • 業種:卸売業(同業種)
  • 拠点:新潟県内(県央地域)
  • 売上高:10億円以上
  • 譲受理由:既存事業強化と商圏拡大のため

相手企業と出会った経緯・決断の決め手

譲受企業は同業者団体の集まりで出会った経営者仲間です。
自身の健康状態からお取引先、従業員、事業を守るために決断されました。

M&A後の社内の反応と効果

M&A後の退職者はなく、S社から2名M社へ出向し、オペレーション・組織風土の融合に努められております。

成約後の経営戦略

営業エリアの拡大に加え、新規事業の展開拠点として、人財確保・教育強化を図り、統合効果のさらなる伸張を目指されています。

担当者より

譲渡企業のオーナー様は、従業員や取引先を何よりも大切に考え、ご自身が辛い治療を続けながらも、多くの対応をしてくださった姿が非常に印象的でした。もしもの場合に備えて迅速に進める必要があったため、「じっくりと条件交渉を行うのではなく、大切な会社を守れる人に託す」という売主様の強い意思と、それを受け止めて下さる買主様の思いが繋がり、両社より即断即決でご対応いただいたこと。そして従来より信頼関係のあったお二方であったことからスピーディーなM&Aが成立しました。
その後、売主様はご自身の治療に専念することができ、会社も買主様の元で成長を続けられております。このM&Aが新たなスタートとなり、両社のさらなる発展と従業員の皆様の幸せが実現されることを心より願っております。

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